上品な紅白梅が描かれた輪島塗の夫婦箸です。
梅は古来から縁起物とされ、苔が生える程の樹齢となっても早春に他の花に先駆けて気高い香りを伴い美しく花を咲かせる生命力の強さから、気高さ・精錬潔白の象徴とされてきました。また、熟すと健康に良いとされる梅干しや梅酒などをはじめ乾燥させると薬としても用いられ、長寿の象徴とも言われています。
縁起の良い梅を輪島塗の職人が丁寧に描いた夫婦箸は、お祝いの贈り物にもお勧めです。
輪島塗(石川県)
日本で最も有名な漆器で最高技術の蒔絵(※1)や沈金(※2)といった華やかな加飾が印象的な輪島塗のお箸。地元の木材・アテ(能登ヒバ)で木地を作り堅牢です。華やかさと堅牢さを兼ね備えており、軽くて口当たりも良いお箸です。
※1蒔絵:漆で模様を描き、乾かないうちに金粉や銀粉、または顔料の粉を蒔き固着させる技法。
※2沈金:漆塗りの表面に紋様を彫り、生漆を刷り込み乾かないうちに金箔や金粉を溝の中に押し込む技法。銀箔を使ったものは沈銀という。