幻の漆器と呼ばれる書写塗六角の夫婦箸です。
一度は技術が途絶えた幻の漆器「書写塗」は鮮やかな朱色が特徴です。シンプルでシルエットが美しいデザインだからこそ鮮やかな朱色と六角の持ちやすさが際立つ銘品です。
また朱色は魔除けの色、亀甲模様と同じ六角は長寿や厄を払い身を守とされ、お祝いの贈り物としてもお勧めです。
書写塗(兵庫県姫路)
書写塗のルーツは和歌山県の根来寺で作られていた根来塗です。一度は途絶えた根来塗の技術を持った僧が各地へ散り、一部の人が書写へ根来塗の技術を伝え播州書写塗として作られるようになりました。鮮やかな朱色が特徴で、朱色は昔から高貴な色とされています。
黒漆で中塗した上に朱漆を塗るため、使い込むうちに中の黒漆がところどころに現れ美しいく変化します。木地は、器によって、ヒノキ・ケヤキ・トチが使われます。 白木地から仕上げまでは数ヶ月を要します。