四面全てに模様が彫られた贅沢な村上木彫堆黒です。
600年前より伝わる伝統技法、村上堆朱は職人が1つ1つ丁寧に彫り漆を塗っています。使うほどに艶が出て発色が良くなり美しく変化していきます。
彫られている雷紋は魔除けの意味があり、贈り物としても喜ばれます。
村上木彫堆朱(堆黒)(新潟県)
15世紀の初めに漆器職人が中国の堆朱を真似て木彫の上に漆を塗り、その技法が村上地方で伝えられたものです。木地に様々な彫刻を施し、その彫刻をより引き立たせる漆塗りの技術が独特。朱を塗った堆朱箸のほかに黒漆を塗る堆黒(ついこく)箸や朱漆の上に半透明の漆を塗る朱溜塗り箸などもあります。お箸によく施される角形の幾何学模様・雷紋は古来より魔除けの模様とされています。また最近では縁起柄が多数彫られるようになっています。使うほどに美しい艶が出てきます。